肩や腕が夜中に病めて眠れないことがありませんか?
2024年04月09日
肩から腕が夜中にうずくように痛くて眠れない方はいませんか?
これを夜間痛と言います。
理学療法での研究報告では、夜間痛は睡眠の質を低下させて、日常生活に障害となります。
夜間痛の原因は、いろいろ報告がありますが、
大きく分けて
①肩・肩甲骨周囲の組織の炎症
②時間が経過している場合、慢性期(拘縮期)では、腱板と言われる肩の筋肉や周囲の組織の癒着から圧力が高くなる
などが一般的です。
また、他の論文では夜間痛を訴えるのは、女性の方が多いことも分かっています。
自律神経もからみ、繊細な方はよけいにこの様な症状に悩まされることが多いということです。
さらに、最近ではもっと進んだ知見もでてきて診療の幅が広がっています。
ときどきSSKCにも夜間痛を主訴として患者さんが来院されます。
初診でのアプローチを間違えると、夜間痛を更に強くしてしまい二度と来てくれないという悲しい結果になります。
患者さんとしては、直ぐにでも楽にしてほしいと願うのは当然ですが、
患者さんの訴える症状に単純に対応するように治療に入ってしまうと、失敗する恐れがあります。
病院でも同じですが、鍼灸でも検査をしてしっかり原因を突き止めてから治療することが重要です。
以前は私も、早く何とかしてあげたいという気持ちから、直ぐにでも治療に入ることを急ぎましたが、
かえって遠回りになることが多かったです。
現在は、焦らずしっかり原因を見極めて治療、最新の知見も取り入れているため、
夜間痛にも対応できるようになりました。
もし夜間痛でお困りの方がいらっしゃれば、どうぞご相談下さい。
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