生物学的製剤で助かっている関節リウマチの患者さんが多くみられます。良い時代になりました。
2024年04月19日
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鍼灸治療
2003年にインフリキシマブ(レミケード)が、日本におけるリウマチの生物学的製剤として承認されて以来、
現在11種類が承認されているそうです。
生物学的製剤は、どことなくいかめしい名前ですね。
遺伝子組み換えによって作られる薬剤です。
近年はリウマチ治療において、とても効果をあげています。
当院の患者さんの中にも数人がこの治療をうけており、
炎症が正常範囲内にコントロールされて、痛みや変形から解放されて生活をしています。
先日、そのうちの一人が膝の痛みを訴えて久しぶりに来院しました。
リウマチ再燃による関節の炎症を心配されていました。
しっかり問診をとり、膝関節だけでなく下肢を細かく診ていくと、
足部のアライメントがかなり崩れていることが分かりました。
身体活動の癖から、長年の誤用により崩れたものだと判断しました。
これでは、リウマチでなくとも膝に負担がかかって痛むのは当然です。
鍼灸と超音波治療で消炎と鎮痛の治療をした後に、
足部の正しい運動を指導して、サポーターを処方して終えました。
しばらく様子を見て痛かったら来院するように伝えました。
膝の痛みは軽くなり、
治療後は、つま先まで自分の物になったように感じると喜んでいました。
関節にまつわる病気を持っていても、いなくても日頃の身体の使い方は非常に大切ですね。
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