自然治癒力を高めて内面から美しさを磨く

治療院で症状の説明を受けるときにレッドフラッグという言葉を聞いたことがありますか?

〇×を掲げる少女

2週間前に、両方の脚のしびれと痛みを訴えて来院された患者さんがいらっしゃいます。

脚の張りとか痛みは、日常よくみかける症状ですよね。

しかし、そんな症状の奥に病院で検査を受けるべき病気が潜んでいる場合があります。

簡単にいうと病院で治療すべき危険なサインをレッドフラッグサイン(赤旗徴候)と呼びます。

例えば全腰痛の1~5%にレッドフラッグが含まれると言われています。

この患者さんのケースでは、もし今回の治療に反応しない場合は専門医を受診するように伝えました。

鍼灸院では病院とは違い、X線とかMRIとかの画像診断の設備はありません。

だから、症状をもって来院される場合、
しっかり問診して必要な理学的検査(神経症状や循環の鑑別)を行い危険な病気との鑑別をすることが要求されます。

さらに進んだ治療院では運動器エコーを活用するかもしれません。

患者さんの立場からいえば、大切のは、その場の症状を一次的に緩和するだけで放置しておいてはいけない病気と、

命や生活を脅かす程ではないが慢性化が予測されて継続的な管理やケアで良いものと区別してもらうことです。

実際には治療院だけでなく、一般の開業医では鑑別が困難で、その病気の専門医でないと正確な診断にまで至ることのできないケースも存在します。

あの先生のマッサージは気持ちいいから。

治療してもらうと多少楽になるから。

治療院に来院する多くの患者さんからお聞きする言葉です。

もちろん、レッドフラッグの可能性が否定されていて、日々のケアや生活管理レベルで良い場合には適応となりますし、生活の中での疲

労回復には鍼灸院を是非利用していただきたいです。

苦痛から逃れ、快適を求める患者さんに責任はありません。

私たち鍼灸師やマッサージ師や理学療法士は患者さんが安心してケアを受けられる条件を心得ている必要があります。

日頃お世話になっている先生に聞いてみてください。

「私の症状の原因はなんですか?」
「どうしてその様に判断したのですか?」
「その治療方針はどのようなものですか?」

頼りになる先生なら、答えてくれます。














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