最近の運動器疾患に対する治療法は随分進んできました。

院長の柴田です。
最近の整形外科や理学療法の現場では、運動器の超音波検査により、動きの中で身体の内部で神経・筋肉・血管・骨・その他の結合組織などがどのようになっているのかを可視化して治療プログラムを検討することが多くなってきました。
鍼灸の世界でも進んだ鍼灸師は運動器エコーの機械を導入しているようです。
上の画像は、足の付け根部分の超音波画像です。
SSKCではまだ導入していませんが、私も2年ほど前から、運動器エコー関連の勉強会に参加するようにしています。
整形外科分野での医師や理学療法士たちが、どのようにケガや傷害を捉えているのか、どのように治療を行っているのかを理解しておくためです。
エコーでの狙った部位・組織の描出や読影にはかなりの技術と正確な解剖学の知識が必要です。
何でも気・血・水という東洋医学的解釈に逃げ込んでいては早期の回復は見込めません。
その裏には、解剖学の勉強の不足という事実が隠れている場合が多いでしょう。
鍼灸師だけでなく、同じ作業を繰り返しているだけの理学療法士や作業療法士にも同じことが言えるでしょう。
私自身、解剖学の勉強が十分ではありませんが、運動器エコーを活用した勉強会で、見方や考察の方法が随分と変わりました。
鍼灸院には、「気持ちよくなりに来る。」患者さん多いかとは思いますが、
疾患や傷害を解決したい患者さんへの治療レベルには問題が多いのではないでしょうか。
早期の回復を望む患者さんのニーズに対応するた、治療方法を整理・変化するように心がけています。
浜松市内にの整形外科で運動器エコーを治療に多用しているクリニックがあれば、患者さんに紹介ができます。
ご存じの方は、是非情報をお寄せください。