前回お話した、自称ギックリ腰で受診された患者さんが、
本日2度目の来院をされました。
通所しているデイサービスからも、痛みはすっかり良くなって、
普段通りに運動メニューをこなして帰られた。と昨日 報告は受けていました。
本当かなあ?と少しだけ疑っていましたが、
来院された患者さんは、姿勢よくスタスタ歩いて入って来られました。
急性に酷くなった椎間関節性の腰痛で、グリーンライトレベルあれば、当然のことですね。
前回の来院時に、脊柱管狭窄についても話をされてたし、右膝関節が痛くて正座できないとも言っていたし。
これらは、今回の急性の腰痛とは別の、いわゆる合併症です。
整形疾患についてSSKCでは、症状や病態から原因疾患を想定して治療に当たっています。
患者さんの痛いと訴える部位や、希望する部位に迎合して治療したり、
経験則や直観だけで治療したりすると、良い結果を得られないどころか、
あの鍼灸院は何も効果でないと、悪評をたてられかねません。
さて、今回の治療では臀部から脚にかけての慢性的な痛みと、
膝関節の運動痛に対してのアプローチです。
いわゆるイエローフラッグ(心理社会的危険因子)レベルの問題と想定しての扱いです。
症状の原因と、必要な治療計画をしっかり説明しました。
改善には、治療だけでなくご本人の努力も必要になることを説明して、治療開始です。