小学4年生のお姉ちゃんが赤ちゃんを子守する姿に胸が熱くなりました
先日4人のお子さんの子育て中の若いお母さんが、3人のお子さん同伴で鍼灸治療に来院されました。
最近はお子さんが4人いるのは少し珍しい時代になってしまいました。
不妊治療の患者さんに配慮した時間帯に予約を受け付けました。
お母さんは一番下の10か月のベイビーを抱っこして入室しました。
治療ベッドにお母さんに横になってもらいたいが、さてどうしたものかと思っていたら、
なんと4年生のお姉ちゃんがベッド脇に来て、何も言わずにサッと赤ちゃんを受け取り抱きかかえて歩き出しました。
しかも自然で本当に堂に入った感じなのです。
現代において、小学生の姉が赤ちゃんを抱きかかえて面倒をみる姿を見られるとは想像していませんでした。
お母さんが見えるソファーで待ってもらいましたが、しゃべりまくる2歳の弟を横に座らせて2人の面倒をみていました。
思わず感動です!
自分が子供の頃に見た古き時代の風景を観ているようでした。
途中何度か赤ちゃんはグズリましたが、お姉ちゃんもお母さんも全く動揺しません。
おかげで30分間の鍼灸治療にお母さんも私も集中できました。
治療が終わってベッドサイドに招き入れて、私はお姉ちゃんに声を掛けました。
「お姉ちゃんは、日本一のお姉ちゃんだね。」
ちょっとだけ照れくさそうでしたが、いつもの事っていう風格のある態度でした。
少子化論を展開するつもりはありませんが、そんな時代もあったよね~♪ な心温まる体験でした。